ホームシックになった夜

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小学校の頃の夏休み、遠く離れていて普段はなかなか会う事が出来ないいとこの家に遊びに行きました。
母に連れて行ってもらったのですが、電車に乗っている時から、楽しみで楽しみで大はしゃぎ。
2時間くらい電車に揺られたはずなのですが、あっと言う間でした。
いとこのお母さんが駅まで迎えに来てくれて、そこから楽しい時間が始まりました。
そのまま、ちかくの海水浴場に連れて行ってくれました。冷えたスイカも用意してくれていてスイカ割りも楽しみました。
あまりにもたくさんスイカを食べたので、帰りの車では気持ちが悪くなってしまいました。
母は、その日のうちに帰ったのですが私はいとこの家に2泊する事になっていました。
母と別れて、いとこと夕ごはんを食べて、お庭で花火をして、一緒にTVでドリフを観て楽しい時間を過ごしました。
いとこと一緒にお風呂に入って、布団に入ったのですが、、、母の顔が思い浮かんでなかなか眠れません。ちょっとトイレに行ってみようと思って明るい場所に行くと、パジャマに我が家の飼い猫の毛がついていて。
「家に帰りたいよ~。」
一気に帰りたいモードになってしまいました。
ホームシック全開です。
シクシク泣きながら1階に降りて来た私を、おばさんは優しく慰めてくれて「何か飲む?」と声を掛けてくれました。お茶を飲んだら、少し落ち着いてやっと眠れました。
次の日になったら子供なりに吹っ切れたのか、一日中いとこと自転車で遊び回りました。アイスをたくさん食べてお腹を壊したのも良い思い出です(笑)
夏になると、あのホームシックの夜とおばさんの優しさが思い出されます。

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