両親が共働きだったので、夏休みといっても、毎日遊んでもらったような思い出はありません。
夏休み中に必ず1回は、海や山に家族で泊まりの旅行に行きましたが、友達と遊ぶ以外は祖母が私の面倒を見てくれました。
夏休みには毎朝、住んでいた地域でラジオ体操が開かれていて、
夏休み中の子どもたちやその保護者が広場に集まって、皆でラジオ体操を行っていました。
朝6時半くらいからだったと思います。
現在ではあまりそんな光景を見ることはありませんが、
今思うと、夏休み中の子どもたちの生活がダレないように、また、地域のつながりを持つために行われていたのだと思います。
参加するとスタンプカードにスタンプを押してくれて、夏の間に一定以上スタンプをためると、
最終日の8月31日にお菓子をもらうことができます。
両親は仕事の都合で参加できないので、私は毎日祖母と参加していました。
母親と参加している子どもが多かったので、ちょっと寂かったけれど、
私は祖母が大好きだったので、毎日手をつないでラジオ体操のある広場まで行きました。
途中、担任の先生の話や、友達の話、楽しみにしている2学期の運動会や合唱祭の話、将来の話など、いろいろな話を祖母としました。
私は足が遅かったので、運動会でのビリ脱出を目指して、足が速かったという祖母のもとでラジオ体操の後に、かけっこの練習もしました。
祖母は一昨年亡くなりましたが、実家に里帰りすると、今でもラジオ体操を一緒にする祖母の姿が浮かんで、心の中で「ありがとう」と言います。
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