小学校のとき、夏休みの家族旅行で同じクラスの男子を見かけました。
気になりはしたのですがそこまで親しいわけではなかったので、見かけたとしても話しかけることはありませんでした。
ですが、結構見かけてしまうもので、見かける度に余計気になってしまいました。
一瞬でも目が合って会釈でもすればそれで気が済むと思うのですが、目も合いません。
おそらく、気づかれていないのでしょう。
もしくは、気づいているけど意図的に無視しているか、タイミングが悪くて目が合わないかです。
でも、もしかしたら嫌がられているのかなと思う方向に考えは進んで行きました。
結局その旅行では目すら合いませんでした。
驚いたのは、夏休みが終わり学校が始まって数日したある日の朝です。
その男子が私のところへ来て、「〇日に、〇〇にいたでしょ?俺見かけたんだよ」と言ってきたのです。
知っていたのか、と思いました。
じゃあ、私が見てたのも知っていたのでは、嫌がられていたらどうしようと勝手にあたふたしていたのですが、内容はそれだけだったらしく、私が「うん」とだけ返事すると、行ってしまいました。
それだけの会話なのに、好きだった男子でもないのに、何故か話せて嬉しいと思っている自分がいました。
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